どこまでもSE

世の中の様々な事象をSE / PG視点で見ていきます。徹底的に偏見ブログ。

今日の学び - 消費税いろいろ。非課税取引と不課税取引の違い。免税もあるよ! -

なんで急に?という話なのですがw

ヤフオクラブライブレードの値段の高騰っぷりを見て愕然としていたところ、個人間取引の消費税について但し書きがありまして。

 

曰く、「個人間の取引なら消費税0円!」

 

消費税という言葉に全国民が過剰反応を起こすこの時期に刺激的な言葉を使うなぁと、ちょっと興味が湧いて詳細ページを追っていくと、

 

「個人間取引は不課税取引だから!」

 

というのが最大の理由のよう。
しかしその文言に引っかかりを感じてしまったんですね。


「不課税?非課税取引の間違いじゃないの?ニヤニヤ」と。

 

そこで早速間違いを指摘してyahoo プギャーwwしてやろうと「不課税取引」で検索したわけです。

出てきました。国税庁のHPが。一発目に。

 

「非課税と不課税の違い」と・・・。

 

不課税、あったんだ・・あぁお恥ずかしい・・・ww

そこでせっかくなので勉強することにしたのです。今後プギャーされないためにww

という実に下らない経緯です。w

 

 

さて、ではここでタイトルに戻るのですが、

大事なワードは3つで、「課税取引非課税取引不課税取引」です。

 

それを踏まえて一言で説明すると、

 

非課税取引は、課税取引に含まれる取引の内、様々な理由で課税対象から外されたもの。一方不課税取引は、そもそも課税取引に含まれないもの」です。

 

大事なのは課税取引に含まれるのかどうか、です。

 

でも課税取引の内なのに非課税なの?なんで?課税なんでしょ?という話ですね。ではそもそも何をもって課税取引なのか。

 

課税取引とは、「国内において事業者が事業として対価を得て行う資産の譲渡等と輸入取引」のことです。(国税庁HPより)
なるほど。いくつか大事なワードがありますね。

 

"国内において", "事業者が", "事業として対価を得て行う資産の譲渡等", と"輸入取引"

 

つまりこれに当てはまるものの内、何らかの理由で課税する必要が無いと判断されたものが非課税取引となるわけです。

 

これに当てはまるものは、例えば土地の売買があります。

 

もしも白岡市の不動産屋と僕が土地の売買をすると、「国内において」、「事業者(不動産屋)が事業として対価を得て行う資産の譲渡等」に当てはまるので、立派に消費税の課税取引の対象となります。ですが、元々消費税は「国内において消費される財」に関して課される税金であるので、消費されない(減らない)土地などは消費税として相応しくないので「課税取引ではあるが、非課税とする」という考えのようです。

 

つまり非課税取引とは、「課税取引」があまりにも広い範囲を対象としてしまっているために作らざるをえなかった例外。なんだと思います。

 

では次に不課税取引とは、なのですが。

これは単純に揚げ足を取っていくと分かります。

再掲すると、課税取引が

"国内において", "事業者が", "事業として対価を得て行う資産の譲渡等", と"輸入取引"

なのであれば

 

・国外での取引あれば課税取引ではない。

・個人であれば課税取引ではない。

・事業として対価を得なければ課税取引ではない。(寄付など)

 

ということです。

これがそもそも課税取引の範囲に入っていない、不課税取引です。

 

だからヤフオクでの個人間取引課税取引対象ではないのですね。

なるほど納得。

 

ちなみにもう一つ、免税取引というものもあります。これは輸出取引のことです。

輸出取引は国内において事業者が取引を行う課税取引なわけですが、消費税とは「国内において消費される目的」のものに対して課される税ですので、「国外で消費される目的」のものにはかからないのです。

なので非課税取引みたいなものなのですが、免税取引、または0%税率課税と呼ばれます。

 

消費税っていろいろあるんですね。今度秋葉原に寄った際は、数多ある免税店が免税店である理由なども考えつつ経済的な視点で経済活動をしていこうと思います。ラブライブとかラブライブとか。